会長挨拶

去る6月13日(土)、東北大学工学部青葉記念会館で開催された2015年度総会において新会長に選出され、2015・16年度の2年間、杜春会の舵取りを任されることになりました。思い返してみますと、1982年4月に建築学科の助手として採用されてから2・3年後、故山田大彦先生の後を受けて総務担当として役員入りしてから約30年間、様々な形で杜春会に関わってきました。今回、会長という大役を仰せつかり、私自身を育てて頂いた杜春会に最後のご奉公をさせて頂きたいと考えています。

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震で「大破」と判定され改築を余儀なくされた人間・環境系教育研究棟も昨年9月には竣工し、2学期からは新しい環境で教育・研究活動をスタートすることができました。4月には新入生を迎え、本年は都市・建築学専攻にとっても、また杜春会にとっても、まさに新生の年ということができます。これまでの伝統の上に立ち、一層の発展が期待されています。なお、震災からの復興に当っては、2011年4月都市・建築学専攻内に「東日本大震災復興事業会」(実行委員長・植松)を組織し、教育・研究環境の整備や被災した学生への支援などの事業を行ってきました。杜春会会員の皆様からも沢山のご支援を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

現在、私は青葉工業会(工学部同窓会)の副会長を務めております。この青葉工業会だけでなく他学科の同窓会においても、会費納入率の低下傾向が続いており、同窓会の運営に支障を来しているようです。残念ながら杜春会も同様です。私が初めて役員に就任した1985年頃の会費納入率は、過年度分も含めて平均すると75~80%程度であったと記憶しています。ところが、先の総会資料によりますと約30%、特に若年層の納入率が低くなっています。源栄先生が会長に就任された際、従来の学年幹事(横の繋がり)に加えて職場幹事を設け、縦の繋がりによる組織強化を試みました。それによって杜春会の認知度が上がり、会費納入率も向上しました。しかし、最近では卒業生の就職先も多様化しているため、その効果は限定的と言わざるを得ません。

ではどうすれば良いのでしょうか。私は、中・長期的観点から、組織活性化のキーワードとして「3K」を掲げたいと思います。「3K」とは、建設業界に対してよく言われる「危険」、「汚い」、「きつい」ではありません。「絆」、「帰属意識」、「協力」です。源栄前会長が掲げた「縦糸と横糸の強化」はまさに「絆」です。この絆を強めるには、現役学生も含め帰属意識、つまり、自分が都市・建築学専攻あるいはその同窓会である杜春会の一員であるという強い意識をもってもらうことです。学生にとって就職先の選択は人生の一大事とも言えます。その時、一番力になるのが卒業生・同窓会です。同窓生であれば、良い点ばかりでなく悪い点も含め、本音で学生に向き合ってくれますから、学生は正しい情報を得て誤りなく進路を選択することができるでしょう。ところが、最近ではインターネットや友人からの情報だけで就職先を選んでいる学生も多く見受けられます。杜春会会員の皆さんは様々な分野で活躍されていますから、そういう人を「利用」しない手はありません。私が学生のころ、「杜春会セミナー」が年に数回、土曜日の午後に開催され、各界で活躍されている卒業生をお招きして講演をして頂き、その後学生との交流の場があり、いろいろなお話を聞くことができました。それ以外にも、8回生と一緒に校舎まわりの草刈りなど、現役学生と卒業生の交流の機会が結構ありました。そのような交流を通して、縦と横の「絆」が生まれるものと思います。昨年秋に開催された新棟開所式の際に、現役学生と卒業生の交流の場として「芋煮会」を開催しました。その後、学生や卒業生にアンケートをしたところ、「有益であった」、「是非継続的に続けて欲しい」という声が多く聞かれました。同じ形であるかどうかは分りませんが、そのような企画を立て、ルーチン化したいと考えています。そして、「3K」の最後の「協力」ですが、これは杜春会と都市・建築学専攻との協力を強めていくことを意味しています。以前は、教員に占める杜春会会員の割合が高く、また、志賀先生など、杜春会を大事に思って下さった先生が沢山いらっしゃいましたので、「杜春会」=「建築学科」という感じでしたが、最近では杜春会会員比率が下がったこともあり、両者の関係がギクシャクしたことも時としてあります。しかしよく考えてみますと、本学出身ではなくても現役の先生方は杜春会の特別会員ですし、先生方の教え子が杜春会の会員になる訳ですから、両者の協力は不可欠であることは言うまでもありません。「これは専攻」、「これは杜春会」ということではなく、両者が一体となって活動することが、学生の教育という観点からは最も重要であると考えます。事業担当副会長の小野田先生には、専攻とのパイプ役を勤めて頂くことになっています。

今回の役員改選で、数名の方が退任されました。その中でも、特に赤沼聖吾さん(17回生)には1999年以来長年に亘って副会長として本会の運営にご尽力頂きました。また、杉山文彦さん(31回生)には、2009年以降企画・総務担当として、特に60周年事業や広告募集にご尽力頂きました。ここに記し、感謝の意を表します。今後は、少し離れた立場で杜春会を見守って頂き、適宜アドバイスを頂けたら幸甚です。

平成27年9月

活動目的

昭和26年、東北大学に建築学科が建築工学科として開設され、その2年後の昭和28年3月に東北大学工学部建築学科第1回卒業生同窓会として杜春会が発足しました。以来、その歴史は50年を超え、大学、研究機関、官公庁、建設会社、設計事務所の他、鉄道やエネルギー関係など国内外の主要産業の関連企業に2000名以上の卒業生を輩出しています。 発足以来現職の教職員や学生と卒業生との橋渡しの役割を担い、ミニ通信の発行、名簿の発刊の他、これまでに10回を超える杜春会セミナーの開催など様々な活動を行ってきました。今後も、このホームページを通じて会員の皆さんの交流がより一層進みましたら幸いです。

組織概要

【役員構成】
会長
植松 康 (25回生) 東北大学
副会長
猿田 正明 (28回生) 清水建設
宮岡 隆 (30回生) 東日本興業
小野田 泰明 (34回生) 東北大学
総務
肥高 歳昭 (33回生) 戸田建設
木下 定 (35回生) ライブ設計所
木村 祥裕 (39回生) 東北大学
企画
鈴木 浩二 (42回生) アーキボックス
後藤 伴延 (46回生) 東北大学
大風 翼 (54回生) 東北大学
会計
大野 晋 (34回生) 東北大学
有川 智 (35回生) 東北工業大学
書記
飛ヶ谷 潤一郎 (44回生) 東北大学
大沼 正寛 (45回生) 東北工業大学
監査
奥山 隆明 (31回生) 宮城県庁
吉田 勝 (31回生) 大成建設

連絡先
〒980-8579
仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-06 東北大学工学研究科都市・建築学専攻 杜春会事務局
TEL&FAX:022-795-7889  Email:toshun@tjogi.pln.archi.tohoku.ac.jp

会則

昭和39年9月31日改正
昭和44年4月 1日改正
昭和52年3月12日改正
昭和54年4月 1日改正
昭和58年4月 1日改正
平成 5年6月12日改正
平成 6年4月 1日改正
平成19年6月16日改正
平成21年6月 5日改正
平成25年6月 8日改正

第1章  総則

第1条
本会は杜春会と称する。
第2条
本会は事務局を仙台市青葉区荒巻字青葉6–6–06東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻内に置く。
第3条
本会は会員相互の親睦を深め、併せて東北大学「建築学科」の発展に寄与することを目的とする。
2.ここに東北大学「建築学科」とは、以下の組織を示すものとする。
  • (ア) 東北大学工学部建築工学科
  • (イ) 東北大学工学部建築学科
  • (ウ) 東北大学工学部建築・社会環境工学科建築デザインコース及び建築学コース
  • (エ) 東北大学工学部建築・社会環境工学科都市・建築デザインコース及び都市・建築学コース
  • (オ) 東北大学大学院工学研究科建設工学専攻
  • (カ) 東北大学大学院工学研究科建築学専攻
  • (キ) 東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻
第4条
本会はその目的を達成するため、次の事業を行う。
  • 1. 会員相互の親睦
  • 2. 会報及び会員名簿の発行及び配布
  • 3. 研究会、講演会及び講習会の開催
  • 4. 建築学に関する調査研究及び図書刊行
  • 5. 建築学科に対する支援
  • 6. その他、本会の目的を達成するために必要と認められる事業

第2章  会員

第5条
本会は「正会員」ならびに「特別会員」で組織する。
第6条
本会の正会員は、東北大学「建築学科」を卒業または修了したものとする。
第7条
本会の特別会員は東北大学「建築学科」の現・旧教官、教員及び職員とする。

第3章  役員及び幹事

第8条
本会は次の役員を置く。
  • 1. 会長 1名
  • 2. 副会長 3名(内1名は首都圏在住者とする)
  • 3. 企画 3名
  • 4. 総務 3名(内1名は首都圏在住者とする)
  • 5. 書記 2名
  • 6. 会計 2名
  • 7. 監査 2名
  • 8. 顧問 若干名
第9条
本会の各役員の任務は次のとおりとする。任期を2年とし、顧問以外の役員は正会員中より総会において選出する。ただし、再任を妨げない。顧問は会長が認めたとき、特別会員より委嘱する。
  • (任務)
  • 1.会長:会務を総理し、本会を代表する。
  • 2.副会長:会長を補佐し、会長に事故ある時はその任務を代行する。
  • 3.企画:事業の企画及び広報を行う。
  • 4.総務:役員相互の連絡を取り、会の総合的運営を行う。
  • 5.書記:会務全般の記録を整理保管し、諸般の通信連絡にあたる。
  • 6.会計:本会全般の出納にあたり、出納簿を記録保管し、収支決算 の明細を総会に報告する義務を負う。
  • 7.監査 会計事務の監査にあたる。
  • 8.顧問 会務の運営に関し、いろいろと相談を受ける。
第10条
本会に幹事を置く。
  • (任務)
  • 2. 幹事は学年幹事と職場幹事とし、会長が之を委嘱する。
  • 3. 学年幹事は卒業年次ごとに2名(中1名は首都圏在住者)とする。
  • 4. 職場幹事は必要に応じて職場ごとに1~2名とする。
  • 5. 幹事は同期生(学年幹事)または職場の会員(職場幹事)の総意をとりまとめ、本会の運営に反映させると共に、本会の運営の活発化に寄与する。
第11条
本会は総会の承認により必要に応じて支部を置くことができる。
第12条
本会の目的を達成するため、事務局及び特別の機関を置くことができる。

第4章  会議

第13条
本会の会議は総会、役員会及び幹事会とする。
2.総会の議長は正会員の中から互選し、役員会及び幹事会の議長は会長があたる。
第14条
定例総会は隔年1回開催する。
2.役員会にて必要と認めたとき又は正会員の十分の一以上が必要と認めたとき、臨時総会を開催する。
第15条
総会は三週間前に議案、日時及び場所を公表し、会長が召集する。
第16条
総会は次のことを議決する。
  • 1. 歳入、歳出予算の決定及び決算の承認
  • 2. 運営方針及び諸規定の制定改廃
  • 3. 財産の管理及び処分
  • 4. 役員の選出
  • 5. その他目的達成のために必要と認める事項
第17条
総会は正会員の十分の一以上の出席によって成立する。但し委任は出席とみなす。
第18条
総会の議決は出席会員の過半数で決し、可否同数のときは議長が決める。
第19条
役員会は会長、副会長、企画、総務、書記及び会計の役員で構成し、本会の運営の中心となる。
第20条
幹事会は役員と幹事で構成し、本会と会員の連絡を密にすることを目的とする。

第5章  会計

第21条
本会の経費は次の収入をあてる。
  • (ア) 会費
  • (イ) 寄附金
  • (ウ) 事業収入
  • (エ) その他収入
第22条
正会員は年会費として3,000円を納入するものとする。但し総会の承認により臨時会費を徴収することができる。
2.年会費を50回支払った者はそれ以降の年会費を納入しなくても良い。
3.年会費は前納することができる。

第6章  帳簿

第23条
本会に次の帳簿を整理し、会員は閲覧することができる。
  • (ア) 会計簿
  • (イ) 議事録
  • (ウ) 会員名簿

第7章  会則変更

第24条
本会則の変更は総会で出席会員の三分の二以上の同意を得なければならない。

付則 本会則は平成25年6月8日から施行する。